【BtoC 営業のコツ】重要なのは、感情と訴求レパートリー

    【BtoC 営業のコツ】重要なのは、感情と訴求レパートリー

    【BtoC 営業のコツ】重要なのは、感情と訴求レパートリー 1024 341 Rising Innovation

    昨今、様々な業界でD2C(Direct to Consumer)の流れが多くなって来ています。
    事実、弊社のクライアントでもtoBと並行してtoCに対しての営業活動を広げている方が増えています。

     

    「BtoBの営業活動しかしてこなかったので、ノウハウがない」
    「BtoC営業の費用対が合わない」
    「これまでの営業と違いがわからない」

     

    といったご相談を頂くことが多いため、今回の記事で”BtoC営業ならではのコツ”について触れていきます。

     

     

    BtoC営業の基本


    まずは、BtoBとBtoCの基本的な構造をおさらいします。
    BtoCの場合、営業活動の対象は個人であり、顧客=個人となります。
    BtoBの場合、営業活動の対象は企業(法人)であり、顧客=企業となります。
    個人と企業では、サービス購入に至るまでの過程が大きくことなりますし、理由も異なります。

    当たり前のことではありますが、この点をしっかりと理解していないと、営業施策のミスマッチが発生してしまいます。

    ○企業は課題解決に価値を感じる
    企業は論理でサービスの判断を行います。

    ・他社に対しての優位性
    ・ブランディングの向上
    ・コスト削減
    ・事業拡大
    ・集客増加

    などの課題解決や、収益をもたらすサービスであって初めて検討のフェーズに移行します。

     

    ○個人は感情的な面に価値を感じる
    企業が課題解決のみで購入検討するのに対し、個人の場合は感情や好みといった不確定要素でサービスの判断を行います。

    ・このサービスで生活が楽しくなるか
    ・このサービスで生活が豊かになるか
    ・デザインが好きか
    ・このブランドが人気だから好き

    といった具合で、好き嫌いの感情が大きく関係します。
    なのでどれだけエビデンスを揃えて、本当に質の良いサービスであったり、どのような価格帯であろうと、個人の感情の訴求にフィットしない限り検討フェーズに移行しません。

     

     

    訴えるべき感情


    サービスのアプローチを行うさいは、以下の感情に対して訴えることが好ましいとされています。

    • ○ 興味/関心
      ○ 欲望(ニーズ)
      ○ 恐怖(逃れたい未来)

     

    この3つを意識するだけでも、見込み顧客の成約率を大きく上げることが可能です。
    そして、自社のサービスに感情移入させるコツとしては、「このサービスは私のためにある!」「これは私のことを言っている!」と思ってもらうことが何よりも大切となります。

     

    例えば、
    「誰でも身につく!現場で使える、マーケティング講座」
    「PCが苦手な専業主婦でも身につく!現場で使える、マーケティング講座」

    “誰でも”という抽象的なぼやけているターゲット像を”PCが苦手な専業主婦”に変更するだけで、一気に興味と感情移入させることが出来ます。

    インサイドセールスであれば、リストのペルソナ整理し、各ペルソナにあったものをサジェストしていけば問題ありません。

    逆にアウトサイドセールスであれば、予め自社サービスのターゲット層を細分化し、スクリプトのように事前にフックとなるキャッチコピーを用意しておくと良いでしょう。

     

     

    見込み客に未来像をイメージさせる


    サービスに興味関心をもってもらうことが出来れば、あとは顧客の悩みにあった切り口でサービスをアプローチしていきます。
    この工程は、インサイドセールス、アウトサイドセールスどちらも変わりません。
    自社のサービスが見込み客に関連があること、”あなたのためのサービスである”ことを伝え追えたら、「見込み客+自社サービス+生活=最高」を想像させるようにして下さい。

     

    良くあるファミリーカーのCMで例えると、
    「見込み客(お父さん)+自社サービス(大人数、大容量載積車)+生活(休日の家族サービス)=最高(家族とのかけがえのない時間)」
    といった具合で表現をして、しっかりと自社のサービス+生活をイメージさせています。
    口頭にしても、文章にしても、出来るだけ具体的な未来を想像させると、サービスだけでなく、未来像込みで検討してもうことが出来ます。

     

     

    最後のひと押し、購入しない場合の未来に恐怖を抱いてもらう


    人は心理的には、楽しいや嬉しいといった「正の感情」よりも、不便や恐怖といった「負の感情」を避けるときに一番エネルギーを惜しみなく使います。

     

    たとえば、
    「粗悪な化粧品を使い続けることで、将来、同世代と見た目年齢が10年開いてしまいます。」

    「10年後、世界の30%の仕事がAIに置き換わります。AIには代われないスキル、手に入れませんか?」

    その他にも保険、ヘルメット、乳酸菌飲料と言った様々な業界でこのような「買わないと、まずいことになるかも」という手法を使っています。
    ここまで見込み客に教育することが出来れば、価格が不適正でない場合、ほぼ成約となります。

    しかし、効果的だからといって、恐怖を煽りすぎてしまうと、気分を害されるかたや、サービスのマイナスイメージに成りかねませんので、あくまで押し売りのようにならないように注意して下さい。
    フィア・アピール(恐怖)でも上手く行かない場合の手法としては、初回導入キャンペーンや期間限定キャンペーンを予め用意しておき、クロージングに活用すると良いでしょう。

     

     

    まとめ


    この記事ではBtoC営業のコツと、見込み客が検討/購入に至るまでのフローを説明させて頂きました。
    BtoC営業活動の成約率を最大まで高める場合、上記のコツとサービスのペルソナの細分化がマストとなります。

    法人と違い対象が個人のため、性別や年齢や未婚既婚と訴求内容は様々です。なので、ターゲットをしっかりと調査し、各ペルソナに確度の高い訴求が必要になります。
    この記事を参考に、3つの訴求の見直しとターゲットリストのペルソナ整理をぜひ行ってみて下さい。

     

    株式会社RISING INNOVATION
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    営業部 広報担当:川上
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